ACWI（iShares MSCI ACWI ETF：iシェアーズ MSCI ACWI ETF）

ティッカー	ACWI
銘柄名	iShares MSCI ACWI ETF：iシェアーズ MSCI ACWI ETF
運用会社	ブラックロック
設定日	2008年3月26日
連動指数	MSCI AC (All Country) World Index
運用管理費用（信託報酬） ※年率・税抜き	0.32%（年率・税抜）
保有銘柄数	2,307
純資産総額	1.9兆円
指数算出方法	時価総額荷重平均
大カテゴリ	米国ETF
中カテゴリ	株式ETF
小カテゴリ	全世界株式ETF

ACWIは、MSCIオール・カントリー・ワールド指数への連動を目指し、先進国・新興国の2,000を超える銘柄に投資できます。

全世界株式では、バンガード社のVTが有名ですが、VTの投資対象銘柄は先進国・新興国の9,000を超える銘柄に投資することから、ACWIの方が全世界の大型株に投資することになります。

また、経費率は年率0.32%で、純資産総額は1.9兆円となっています。VTと比較すると、VTの経費率は年率0.07%、純資産総額も2.7兆円となっており、特に理由がない場合はVTへの投資をおすすめします。

No	ティッカー	銘柄	組入比率（%）
1	AAPL	Apple Inc	3.44%
2	MSFT	Microsoft Corp	2.91%
3	AMZN	Amazon.com Inc	2.21%
4	FB	Facebook Inc A	1.25%
5	GOOG	Alphabet Inc Class C	1.12%
6	GOOGL	Alphabet Inc A	1.09%
7	2330.TW	Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd	0.79%
8	TSLA	Tesla Inc	0.78%
9	NVDA	NVIDIA Corp	0.74%
10	JPM	JPMorgan Chase & Co	0.71%

構成銘柄上位10銘柄は、ほとんどが米国企業で占められています。7位にかろうじて台湾の半導体企業TSMCが入っています。

2,000銘柄以上に投資されていることもあり、上位10銘柄の組入比率はで15.04%で、1位のアップルの組入比率も3.44%と幅広く分散されていることが分かります。

セクター比率も幅広く分散されています。「情報技術セクター」が21.06%で1位、「金融セクター」が15.68%で2位、「ヘルスケアセクター」が11.97%で3位と続きます。

国別比率では、米国が約6割を占め、日本・イギリス・中国と続きます。

企業の時価総額に応じてリバランスされるため、今後も米国企業の成長が加速すれば米国の割合がさらに増え、中国やインドなど他国の企業が成長した場合はそれに応じて割合が増えていきます。

設定来の株価上昇率

99.16%

2008年の運用開始から約2倍の株価（+99.16%）となっており、十分な成長ですね。

ACWIのリターンとリスク

株価は約2倍でしたが、分配金を再投資した場合はさらに資産を増やすことができ、運用開始からすべての分配金を再投資した場合は約2.61倍となっています。

最大下落率はリーマンショックの際の56.28%です。半分以下になった計算で、今後も金融ショックが起こった場合は同程度の下落が発生する可能性があることは認識して投資するべきでしょう。

直近10年でも年率平均リターン10%を超えており十分なリターンと言えるでしょう。