VOO(Vanguard S&P 500 ETF:バンガード・S&P 500 ETF)
VOOの基本情報
米国の主要株価指数であるS&P500種指数の全構成銘柄(約500銘柄)、主に米国の大型株に投資することができます。
バンガード社が運用し、経費率は0.03%と全ETFの中でも最もコストが低いETFの1つです。純資産総額も26兆円と圧倒的な規模で安心して保有できるETFです。
四半期ごとに時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定し、リバランスされます。
ティッカー | VOO |
銘柄名 | Vanguard S&P 500 ETF:バンガード・S&P 500 ETF |
運用会社 | バンガード |
設定日 | 2010/9/7 |
連動指数 | S&P500 |
運用管理費用(信託報酬) ※年率・税抜き | 0.03% |
保有銘柄数 | 503 |
純資産総額 | 26兆円 |
指数算出方法 | 時価総額荷重平均 |
大カテゴリ | 米国ETF |
中カテゴリ | 各国 |
小カテゴリ | 米国株式 |
VOOの構成銘柄
構成銘柄上位10社と組入比率
No | ティッカー | 銘柄 | 組入比率 |
1 | AAPL | Apple Inc | 5.92% |
2 | MSFT | Microsoft Corp | 5.62% |
3 | AMZN | Amazon.com Inc | 4.06% |
4 | FB | Facebook Inc Class A | 2.29% |
5 | GOOGL | Alphabet Inc Class A | 2.02% |
6 | GOOG | Alphabet Inc Class C | 1.97% |
7 | BRK.B | Berkshire Hathaway Inc Class B | 1.44% |
8 | TSLA | Tesla Inc | 1.44% |
9 | NVDA | NVIDIA Corp | 1.37% |
10 | JPM | JPMorgan Chase & Co | 1.30% |
上位構成銘柄には、GAFAM(アルファベット・アップル・メタ・アマゾン・マイクロソフト)や、バークシャー・ハサウェイ・テスラ・エヌビディアなど米国の大手企業が並びます。
その他の企業もS&P500指数に組み入れられる優良企業で、これら優良企業に経費率わずか0.03%で投資できるのは素晴らしいですね。
アップル・マイクロソフトの組み入れ比率が5%を超え、上位10社で25%を超える組入比率となっており、全世界株式に投資するVTや全米株式に投資するVTIなどと比べると高くなっています。
セクター比率
セクター比率は、近年成長著しい「情報技術セクター」が25.52%と1位で、その後に「金融セクター」13.55%、「ヘルスケアセクター」13.35%と続きます。
「情報技術セクター」の割合が少し高いですが、幅広くセクター分散されていることが分かります。
国別比率
VOOの株価推移
設定来の株価上昇率 | 309.76% |
運用開始の2010年から株価は約4倍(+309.76%)と大きなリターンでした。
VOOのリターンとリスク
VOOトータルリターン(分配金再投資した場合の資産推移)
分配金(配当金)再投資した場合・しなかった場合の比較
最終的な資産額(配当再投資した場合) | 5.12倍 |
最終的な資産額(配当再投資しなかった場合) | 4.1倍 |
設定来のトータルリターン(配当再投資した場合) | 412.06% |
設定来のリターン(配当再投資しなかった場合) | 309.76% |
運用開始の2010年から株価は約4倍となりましたが、分配金を再投資した場合はさらに大きな資産増となり、運用開始から5倍以上になったことが分かります。
最大下落率(最大ドローダウン)
最大下落率(最大ドローダウン) | 33.99% |
最大下落開始日 | 2020/02/19 |
最大下落終了日 | 2020/03/23 |
VOOは運用開始が2010年で、リーマンショック後に運用開始されたためリーマンショック時のデータはありません。そのため、最も下落したのはコロナショックの2020年2月から3月にかけてです。
コロナショックによる下落では50%近い下落をしたETFも複数ありましたが、VOOはマイナス33.99%の下落に抑えられています。
リーマンショックのデータはありませんが、同じS&P500に連動するETFの下落を見ると50%近く下落しており、今後も同程度の下落は発生する可能性があることは認識しておくべきでしょう。
設定来・間近1年・3年・5年・10年のトータルリターン
間近1年間のトータルリターン | 15.99% |
間近3年間のトータルリターン | 66.28% |
間近3年間の年率平均リターン | 18.47% |
間近5年間のトータルリターン | 109.33% |
間近5年間の年率平均リターン | 15.92% |
間近10年間のトータルリターン | 289.02% |
間近10年間の年率平均リターン | 14.55% |
VOOのリターン(年次・月次・日次)とリスク
年間リターン(年次リターン)推移
年間リターン最大上昇率 | 32.39% |
年間リターン最大上昇の年 | 2013 |
年間リターン最大下落率 | -4.58% |
年間リターン最大下落の年 | 2022 |
年間リターンの標準偏差 | 13.28% |
月間リターン(月次リターン)推移
月間リターン最大上昇率 | 12.79% |
月間リターン最大上昇の月 | 2020/04 |
月間リターン最大下落率 | -12.44% |
月間リターン最大下落の月 | 2020/03 |
月間リターンの標準偏差 | 3.86% |
月間リターンから年率換算した標準偏差 | 13.37% |
日次リターン(日次変動率)推移
日次リターン最大上昇率 | 9.54% |
日次リターン最大上昇の日 | 2020/03/24 |
日次リターン最大下落率 | -11.74% |
日次リターン最大下落の日 | 2020/03/16 |
日次リターンの標準偏差 | 1.07% |
日次リターンから年率換算した標準偏差 | 16.95% |
VOOの分配金(配当金)
月間の分配金(配当金)推移
年間の分配金(配当金)推移
分配利回り(配当利回り)推移
※間近12ヶ月の分配金合計を株価で割り分配利回りを計算
分配利回り(配当利回り)の過去平均 | 1.86% |
現在の分配利回り(配当利回り) | 1.34% |
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