SPYDなど高配当株戦略の投資家は下落相場でどう考えるべきか

考え方・思考

株式投資を長く続けていると、先週金曜日のような小さな下落から、レンジ相場、〇〇ショックのような大きな下落まで、色々な場面に遭遇します。「SPYDを購入しましたが、いきなり含み損が発生しショックを受けております。どのように考えて今後投資をしていけば良いでしょうか?」という趣旨のご質問をいくつかいただきましたので、今回は、特にSPYDなど高配当株戦略の投資家が、下落相場でどう考えるべきかをご紹介したいと思います。

結論から言うと、「下落は高配当株戦略に取って利益の源泉。配当再投資や定期買付により、淡々と株数を積み上げましょう!」となります。

この結論を理解するために、S&P500史上の最大の下落である1929年のデータを知ることが有効です。1929年8月の最高値から1932年6月の底値まで、実に86%の下落しました。そして、1929年8月の最高値に回復したのは1954年9月。実に約25年の年月を要しました。

上記のグラフは「株式投資の未来」P.160からの抜粋になりますが、その1929年から1954年のグラフになります。一番下の線はS&P500指数の値で、記載した通り1929年の1,000ドルが同じ1,000ドルに戻るまで約25年の年月がかかっています。

一方で、配当再投資をしたS&P500(S&P500のトータルリターンと記載の線)では、約半分の年数で1,000ドルに回復し、さらにS&P500が1,000ドルに戻った1954年には、なんと4,440ドル(実に4倍以上!)にまで資産が増えていることが分かると思います。

そして、驚くべきは、大恐慌がなかった場合のS&P500のトータルリターンをシミュレーションすると2,720ドルで、これは大恐慌があった場合に比べ、大幅にリターンが劣後していることが分かります。

これらは株価の下落に比べ、配当の下落が大幅に少ないことに起因しています。株価が大きく下落している中で、配当は支払われ続けます。その配当を再投資することで、株数を大きく積み上げることができるのです。そして、この積み上げた株数が、株価が元に戻った時やさらに上がった時に大きなアクセルとなり、素晴らしいリターンを実現するのです。まとめると以下です。

・株価が暴落する一方で、配当は株価ほど下落しない。
・配当金で、暴落により安価になった株価で購入することにより、株数が積み上がる。
・その後、株価が元値に戻りさらに値上がりした時に、素晴らしいリターンをもたらす。

結論は以下です。そして、言うまでもなく、売却は論外ですね。

「下落は高配当株戦略に取って利益の源泉。配当再投資や定期買付により淡々と株数を積み上げましょう!」

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