QDIV(Global X S&P 500 Quality Dividend ETF:グローバル・X・S&P 500・クオリティ・ディビィデンド・ETF )
QDIVの基本情報
QDIVは、クオリティスコアと配当利回りの両面で、S&P500の上位200に入る米国株式に投資するETFです。
クオリティについては、株主資本利益率、未払い費用、財務レバレッジなどのさまざまなクオリティ基準に基づいて、S&P500の上位200に入る企業を選定。
配当利回りについては、S&P500の配当利回りの上位200を適格としています。
設定日は2018年と運用年数はまだまだ短く、純資産総額も10億円と規模の小さいETFです。
経費率は0.2%と、自分自身で、クオリティと配当の両方で銘柄を絞り込んで投資する労力を考えると良心的な経費率と言えるでしょう。
ティッカー | QDIV |
銘柄名 |
Global X S&P 500 Quality Dividend ETF:グローバル・X・S&P 500・クオリティ・ディビィデンド・ETF
|
運用会社 |
グローバルエックス・マネジメント
|
設定日 | 2018/7/13 |
連動指数 |
S&P 500・クオリティ・ハイ・ディビィデンド・インデックス
|
運用管理費用(信託報酬) | 0.2% (年率・税抜) |
保有銘柄数 | – |
純資産総額 | 10億円 |
大カテゴリ | 米国ETF |
中カテゴリ |
株式ETF(ファクター・スマートベータ)
|
小カテゴリ | 高配当株 |
QDIVの構成銘柄
構成銘柄上位10銘柄と組入比率
No | ティッカー | 銘柄 | 組入比率(%) |
1 | COP | ConocoPhillips | 1.76% |
2 | EOG | EOG Resources Inc | 1.75% |
3 | LMT | Lockheed Martin Corp | 1.72% |
4 | FANG | Diamondback Energy Inc | 1.70% |
5 | XOM | Exxon Mobil Corp | 1.70% |
6 | MPC | Marathon Petroleum Corp | 1.67% |
7 | CVX | Chevron Corp | 1.66% |
8 | MTB | M&T Bank Corp | 1.63% |
9 | OMC | Omnicom Group Inc | 1.62% |
10 | NEM | Newmont Corp | 1.61% |
上位銘柄でも組入比率は1%台と、幅広く分散されていることが分かります。
S&P500採用銘柄ではありますが、日本ではあまり知られていない企業が多いです。エクソンモービルなど一部有名な企業も含まれています。
セクター比率
セクターも特定の業種に偏らず、幅広く分散されています。
「金融セクター」が23.1%と最も比率が高く、「資本財セクター」「エネルギーセクター」と続きます。
S&P500で最も比率が高い「情報技術セクター」は5%程度と比率は低くなっています。
国別比率
QDIVの株価推移
設定来の株価上昇率 | 36.15% |
株価はコロナショックで大きく下げましたが、その後回復し、運用開始から約36.15%上昇しています。
QDIVのリターンとリスク
QDIVトータルリターン(分配金再投資した場合の資産推移)
分配金(配当金)再投資した場合・しなかった場合の比較
最終的な資産額(配当再投資した場合) | 1.52倍 |
最終的な資産額(配当再投資しなかった場合) | 1.36倍 |
設定来のトータルリターン(配当再投資した場合) | 51.63% |
設定来のリターン(配当再投資しなかった場合) | 36.15% |
分配金再投資無しで36.15%の上昇でしたが、配当利回りにフォーカスしたETFということもあり、分配金を再投資することで運用開始から51.63%の資産増になりました。
最大下落率(最大ドローダウン)
最大下落率(最大ドローダウン) | 41.20% |
最大下落開始日 | 2020/01/16 |
最大下落終了日 | 2020/03/23 |
2018年運用開始のため、コロナショックによる下落が最大下落率となっています。
41.20%の下落で、S&P500全体の下落よりも大きな下落となっています。クオリティに着目したETFですが、コロナショックでは配当利回りが低い情報技術セクターの企業の下落率が低く、回復も早かったためこの様な結果になったと考えられます。
設定来・間近1年・3年・5年・10年のトータルリターン
間近1年間のトータルリターン | 17.1% |
間近3年間のトータルリターン | 45.32% |
間近3年間の年率平均リターン | 13.27% |
間近5年間のトータルリターン | – |
間近5年間の年率平均リターン | – |
間近10年間のトータルリターン | – |
間近10年間の年率平均リターン | – |
間近3年の年率平均リターンは13.27%と、十分なリターンを記録しています。
QDIVのリターン(年次・月次・日次)とリスク
年間リターン(年次リターン)推移
年間リターン最大上昇率 | 29.02% |
年間リターン最大上昇の年 | 2019 |
年間リターン最大下落率 | 0.04% |
年間リターン最大下落の年 | 2020 |
年間リターンの標準偏差 | 15.73% |
月間リターン(月次リターン)推移
月間リターン最大上昇率 | 14.65% |
月間リターン最大上昇の月 | 2020/11 |
月間リターン最大下落率 | -17.74% |
月間リターン最大下落の月 | 2020/03 |
月間リターンの標準偏差 | 6.04% |
月間リターンから年率換算した標準偏差 | 20.92% |
日次リターン(日次変動率)推移
日次リターン最大上昇率 | 9.7% |
日次リターン最大上昇の日 | 2020/03/24 |
日次リターン最大下落率 | -10.15% |
日次リターン最大下落の日 | 2020/03/12 |
日次リターンの標準偏差 | 1.47% |
日次リターンから年率換算した標準偏差 | 23.18% |
QDIVの分配金(配当金)
月間の分配金(配当金)推移
分配金(配当金)は毎月分配です。2019年に分配金が増えましたが、そのほかの年は1株あたり毎月0.06ドル程度の分配金を受け取ることができており、今後も同程度の分配金を受け取ることができそうです。
年間の分配金(配当金)推移
2022年は途中までとなりますが、2019年から減少傾向です。
分配利回り(配当利回り)推移
コロナショックにより一時的に分配利回りが上昇しましたが、間近は落ち着いてきており、2%台中盤で推移しています。今後も2%~3%程度の分配利回りとなりそうです。
※間近12ヶ月の分配金合計を株価で割り分配利回りを計算
分配利回り(配当利回り)の過去平均 | 3.2% |
現在の分配利回り(配当利回り) | 2.42% |
他ETFとの比較・相関
S&P500との比較(設定来)
QDIVの最終的な資産額 | 1.52倍 |
S&P500の最終的な資産額 | 倍 |
QDIVのトータルリターン | 51.63% |
S&P500のトータルリターン | % |
S&P500との相関
S&P500との相関係数 | 0.83 |
コメント